「お、美味しい...」
ただいま、咲子ママ特製カレーライスを頂いている。
「でっしょー。おばあちゃん直伝だからね!」
咲子ママは得意気。
「ただいまー」
その時、玄関から声がした。
その途端、咲子ママは立ち上がり、玄関に一直線。
「今日も夏海さん、ハート飛ばしてるわね...」
親はハート、子どもはお花を飛ばすとは、なかなかなお宅だ。
「おお、この子が空ちゃん?いつも咲子がお世話になってます。」
端正な顔立ちの笑顔。
「こ、こんばんは!お邪魔してます!」
そう言って席を立ちぺこりと頭を下げると、またニコニコと返してくれた。
「おや、桜ちゃんも来てたんだね。」
「お邪魔してます。翔さん、今日は早いんだね。」
まったく、仲良しだ。
「そういえば、お兄ちゃんはぁ?」
咲子が首を傾げる。
「今日はお友達のおうちに泊まるって言ってた気がするよ。」
「あ、そうだった。」
賑やかな食卓に囲まれて、学校にいた時の暗い気持ちはいつしか忘れていた。
ただいま、咲子ママ特製カレーライスを頂いている。
「でっしょー。おばあちゃん直伝だからね!」
咲子ママは得意気。
「ただいまー」
その時、玄関から声がした。
その途端、咲子ママは立ち上がり、玄関に一直線。
「今日も夏海さん、ハート飛ばしてるわね...」
親はハート、子どもはお花を飛ばすとは、なかなかなお宅だ。
「おお、この子が空ちゃん?いつも咲子がお世話になってます。」
端正な顔立ちの笑顔。
「こ、こんばんは!お邪魔してます!」
そう言って席を立ちぺこりと頭を下げると、またニコニコと返してくれた。
「おや、桜ちゃんも来てたんだね。」
「お邪魔してます。翔さん、今日は早いんだね。」
まったく、仲良しだ。
「そういえば、お兄ちゃんはぁ?」
咲子が首を傾げる。
「今日はお友達のおうちに泊まるって言ってた気がするよ。」
「あ、そうだった。」
賑やかな食卓に囲まれて、学校にいた時の暗い気持ちはいつしか忘れていた。

