そして、冒頭に戻る。
なぜ私があれほど荒れていたのか。
それは、ある意味大空のせいではないのかもしれない。
「もうこれで三人目だよ〜?」
教室でやさぐれていた。
「しょうがないでしょ、大空モテるんだから。」
「だからってなんで私!?本人に言えー!」
私と大空が完全な喧嘩友達だという認識が周囲に定着し始めたこの頃。
「すみません、ちょっといいですか?」
と、可愛らしい女の子に声をかけられること三回。
「あの、これ!」
顔を真っ赤にして、可愛らしい封筒に書かれているのは
『西園寺大空さんへ』
大空への手紙だ。
大空が受け取ってくれないので、私経由で渡そうという作戦に出る女子がでてくる。
「ごめんね、私からでも、同じことなんだ。」
そう言って手紙の受け渡しを拒否すると、しゅんとして帰ってゆく。
なんでこんなこと私が...。
受け取るくらいすればいいのに。
そんな苦労も知らずに今日も私にちょっかいをだす大空に、また苛立ちが募った。
なぜ私があれほど荒れていたのか。
それは、ある意味大空のせいではないのかもしれない。
「もうこれで三人目だよ〜?」
教室でやさぐれていた。
「しょうがないでしょ、大空モテるんだから。」
「だからってなんで私!?本人に言えー!」
私と大空が完全な喧嘩友達だという認識が周囲に定着し始めたこの頃。
「すみません、ちょっといいですか?」
と、可愛らしい女の子に声をかけられること三回。
「あの、これ!」
顔を真っ赤にして、可愛らしい封筒に書かれているのは
『西園寺大空さんへ』
大空への手紙だ。
大空が受け取ってくれないので、私経由で渡そうという作戦に出る女子がでてくる。
「ごめんね、私からでも、同じことなんだ。」
そう言って手紙の受け渡しを拒否すると、しゅんとして帰ってゆく。
なんでこんなこと私が...。
受け取るくらいすればいいのに。
そんな苦労も知らずに今日も私にちょっかいをだす大空に、また苛立ちが募った。