できあがったテントに荷物を移動し、今度は夕食だ。
今日のメニューはBBQ!
「ふふふふふ〜。」
ああ、にやける。お肉が私を呼んでいる。
「きも。」
そう言ってパタパタと火を調節しているのは大空だ。
「お肉を目の前にしてニヤけずにいられるものか!」
そう反論すると、
「きもいわよ。」
「うん、きもい。」
「てか、こわい。」
咲子以外の班員全員に言われ、咲子もニコニコと私に味方する気配もないので、皆と同意見なのだろう。
しかし、ここは譲れない。
右手にトング、左手に生肉の乗った皿を持ってスタンバイOK。
鍋奉行ならぬ肉奉行だ。
「はい、火いいよ。」
そう言われた瞬間、懸命に肉を並べていった。
「...こういうのってさぁ、男子がやるもんよね。」
そんな桜の言葉も耳に入らず、真剣な眼差しで肉を見つめ、いい頃合でひっくり返す。
そしてまた、じーーー。
もうちょっ......
「いただきー!」
かちん。
「あー、あとちょっとでベストタイミングだったのに!!!大空のバカ!!!」
「んー、うま。」
人の話を聞け、このバカ大空!
「ちょっとぉ、あたしも食べたいでーす、肉奉行さーん!」
はっ!
いけないいけない、大空を気にしてタイミングを逃すところだった。
「はーい、どうぞ!」
こうしてお肉とにらめっこが続いた。
今日のメニューはBBQ!
「ふふふふふ〜。」
ああ、にやける。お肉が私を呼んでいる。
「きも。」
そう言ってパタパタと火を調節しているのは大空だ。
「お肉を目の前にしてニヤけずにいられるものか!」
そう反論すると、
「きもいわよ。」
「うん、きもい。」
「てか、こわい。」
咲子以外の班員全員に言われ、咲子もニコニコと私に味方する気配もないので、皆と同意見なのだろう。
しかし、ここは譲れない。
右手にトング、左手に生肉の乗った皿を持ってスタンバイOK。
鍋奉行ならぬ肉奉行だ。
「はい、火いいよ。」
そう言われた瞬間、懸命に肉を並べていった。
「...こういうのってさぁ、男子がやるもんよね。」
そんな桜の言葉も耳に入らず、真剣な眼差しで肉を見つめ、いい頃合でひっくり返す。
そしてまた、じーーー。
もうちょっ......
「いただきー!」
かちん。
「あー、あとちょっとでベストタイミングだったのに!!!大空のバカ!!!」
「んー、うま。」
人の話を聞け、このバカ大空!
「ちょっとぉ、あたしも食べたいでーす、肉奉行さーん!」
はっ!
いけないいけない、大空を気にしてタイミングを逃すところだった。
「はーい、どうぞ!」
こうしてお肉とにらめっこが続いた。

