ソラは今日も喧嘩中

「私は、大空のそばに、誰よりも大空の心のそばにいたい。

たとえ距離が離れていても、離れたくない。

だって、大空が大好きだから。

大空はもう、私のことが嫌いになったの?」

心が大きく、大きく揺さぶられた。

別れたければ、今嘘をつくべきだ。



言え、


『嫌いだ』と。



そんな心とは裏腹に、俺は大きく首を横に振っていた。

「大好きだ。ずっと。ずっと、ずっと、ずっと、ずっと.......ずっとずっとずっと!!!」

口から滑り出した言葉は、止まることを知らなかった。

こにちゃんが、俺を胸に抱きしめた。

「ごめんね、酷いこといっぱいした。

なんにも力になれなくて。

大空は1人で、また自分の夢見つけたんだね。」

そう言って、俺の頭を優しく撫でた。

俺はこにちゃんの胸の中で、首を何度も横に振り、それから強く抱きしめ返した。