アタシその言葉
しょっちゅう
頭の隅に置いといてたよ
きっと別れると思う
だけど現実
こんなこと言われても
何も言い返せない
情けないアタシ
「あんたみたいに化粧濃くてカラコンとかしてる女、アイツ嫌いなのっ!!そんなことも知らないで彼女気取り!?リカの方がアイツのことよく知ってるんだから‼‼リカに返してよ‼どうせあんたなんかイケメン彼氏出来て優越感なだけでしょ!?」
自分のことを
リカと泣き叫ぶ
元カノは
化粧なんかしなくても
本当に可愛くて
カラコンなんかしなくても
目が大きかった
アタシみたいな
化粧化けしてるのと
大違いで
泣いてぐちゃぐちゃな姿でも
あぁなんか
アタシより
彼氏とお似合いだなぁって
そんなことを
ぼんやり考えていた
「……リカに返してぇぇ……。」
大きな目から
大きな涙がボロボロ
「別れるにしてもその決定権、あんたにナイから!つかそんなことしてるから別れられたんだろ!マコを責めるの間違ってるのもわかんないわけ!?」
切れたのは
友達B子
めぐみだった
めぐみが
アタシの前に立って
元カノに怒鳴った



