【美帆side】
さっき言われた通り今、屋上にいます。


皆はすでに来ていた。



「美帆。本当に族とかレディースとかに入ってないよな?」


『入ってないよ?』


なんか、疑問になっちゃった…。


「俺達の姫になってくれねぇか?」

「まぁ、きょうせいでな!!みぃーちゃん。」

みぃーちゃん?その呼び方するの瞬さんしかいない…
その呼び方やめて…前の事思い出しちゃう…



どうしよ?私、あの日から暴走族苦手になったんだよな…
暴走族で許せるのはあいつだけだ…



『あなた達、私を裏切らない?』


「しない!!姫になってお前を守りたい」


どうしよ…
私の心の中で兄が叫んでいる…《花蘭なら大丈夫》と。


『うん…いっ…いいよ(泣)』


私は泣いてしまった。