青空の魔法

そんなアミノが、その日電車の中でオレに言ったんだ。

『ね、わたしたち、つきあわない?』って。

『は?』

すげー真顔で意味不明な提案をしたアミノに、オレは間抜けな声をあげた。


『頭来るんだよねー、うちの校則。男子とつきあったって成績なんか下がらないって、実証してやりたいの』

『はぁ…』

『相手の足を引っ張らないつきあい方だってきっとあるよ。それを武見と実践して、二人とも志望校に合格しよっ』


正義感…ってやつかな?
それとも学校に対するアミノなりの反抗?

熱く語るアミノの、少女というよりか少年っぽい凛とした表情を、オレはポカンと眺めていた。