青空の魔法

家に帰り、濡れた服を着替えて、オレはベッドに身を投げた。

頭の中にアミノの顔が浮かんでくる。


『自分の一言が引き金になって、大切な武見が飛び降りて死んじゃうんじゃないかって、怖くて怖くて…ずっと震えてるんだよ』

今にも泣き出しそうに、アミノは言った。


あれは……アミノ自身の気持ちだったんだ。


だからオレが待ち合わせに遅れると、あんなに心配していたんだ。

だから、毎日がワクワクして次の朝が待ち遠しくなるゲームを、必死な顔して恭平にリクエストしたんだ。


そうしてアミノは、失くしちまったオレの居場所を、一生懸命作ってくれていたのか……?




夜のうちにアミノのお母さんのケータイに電話を入れた。

明日から買い物も水撒きも出来なくなったことを告げると、おばさんは『まぁ残念』と言って笑った。


『冴子はそれ知ってるの?』

『いえ、まだ』

『じゃあサプライズにしておこうね』

フフフと、おばさんは笑う。