青空の魔法

オレは一番ノーマルな主役キャラを選び、アミノは一番美しい女戦士を設定した。

「名前どうする?」

「アミノとタケミでいいだろ」

「ヤだ、つまんない。タケミンとか、タケピーとかにしよ?」

「ヤだよ。…んじゃ下の名前で」

オレがトモキと入力すると、アミノも美少女戦士にサエコと名付けた。


トモキとサエコは手を取り合って恭平を助けに行く。

そうして一瞬にしてボスにやられて、天に召された。


「あはは、そりゃ無謀だよ、相手はいきなりラスボスだぜ」

ゲラゲラ笑う恭平の勧めで、トモキとサエコは一から旅を始めることになった。

経験値を積んで、パワーも知力もアップさせ、コインを貯めて武器も防具もレベルアップを計るんだって。


「いいの? オレらがゲーム占領しちゃって」

「全然いいス。どうせボク行き詰まってるんで」

恭平に聞くと彼は笑顔でそう答えて、姉の顔をチラッと見た。

どうやら網野家における長女サエコの権力は絶大な様だ。