青空の魔法

「はい」

それをアミノとオレに、グイと押しつける。

「え、オレも?」

「できれば」

恭平が遊んでいるこのアクション系RPGは自由にプレイヤーが出入りできるのが売りらしい。


「もぉ、しょうがないな~」

アミノはソファを降りて、弟の隣にペタンと座った。

そうして、促すようにオレを振り向く。


「え、オレ気分じゃないけど…」

「は? 男子は全員ゲーマーでしょ?」

「頼んますよ、武見さん」

恭平にまで言われると断りづらい。

渋々オレも床に降りて、アミノの横にあぐらをかいた。


「まず姉ちゃんと武見さんは自分の使うキャラを決めて、名前をつけたり装備を選んだりして下さい」

「へぇ~、武見どれにする?」

コントローラー片手に、アミノがビミョーにはしゃぎ出す。