青空の魔法

母親はオレを無視して、ただ遠巻きに監視を続けている。

だからオレは自分の部屋に逃げ込むしか居場所はなくて、かといってすることは何もなかった。

テレビは家のテレビだし、パソコンも家のパソコンだ。

ゲームをするにもネットを観るにも、母親がいるリビングに行かなければならない。

そんなことをして、蔑むような視線にさらされるのは、まっぴらだった。

マンガの本も読む気がしねーしな~。


で、結局机に向かって勉強なんか始めてしまって、バカみたいなんだ。

でも――

机に向かったところで、今までのように集中力が続かない。

何度やっても解けない問題があると、テキストを壁に投げつけたり、ノートを引き裂いたりすることまであった。


そして、強烈な自己嫌悪。