「次はどこいくの??」
「薬局。」
「へ?」
あたしべつに風邪ひいてないし。
走るのに必死だったから
これ以上突っ込むのはやめたケド。
「ちょい待ってて。」
バテてるあたしを見て
軽男は一人で薬局に入って行った。
「えへへ。」
さっきからずっと髪を触っては
にやける自分がいる。
変われるコトがこんなにも
嬉しいなんて思ってなかった。
これも全部軽男のおかげ?
もしかして...
なんてにやけてたら
またしてもぶたれた(笑)
「何にやけてんだ。
ホレ。これニキビ用の薬と洗顔と化粧水。俺のオススメ♪」
え?
「いーの??」
手渡された紙袋をじっと見つめてつぶやいた。
だってなんか悪いよ。
「気にすんなバカ。
俺が好きでやってんだから。」
またそんな言葉。
「..ありが..と〜」
うれしくてうれしくて
涙がこぼれてしまった。

