「おいこら梓ー!!!!!!
俺様待たせるとはいい根性してるじゃねーか!!!」
「ひいっ!!!!」
お、鬼だ....
「はぁ...
心配させんなボケ。」
あれ?
まただ。
こいつ軽男のくせに
いざという時はちゃんと優しい。
「なんかさ〜。軽男優しくない?」
こんな何気ない一言に
俺様気取りの王様は
真っ赤になって
あたしの頭をおもいっきりぶった。
「いったぁ!!!!!!軽男のバカぁ!!!」
「あぁ!?バカだと!?!?ってか
軽男ってなんだ!軽男って!!」
「あんたのあだ名だよ!
似合ってんじゃん♪」
また怒られるかなって
予想したんだけど、
顔をぐって近付けて
「俺一途だよ?」
ってあたしの目をしっかり見てそう言った。

