「……、」
「……本当に、なんか色々とデリカシーなくて、ごめん」
突然、何を言い出すかと思えば。
何もかも見当違いなことばかりな社長は、それだけ言うと困ったように笑った。
その社長の表情と言葉に、ドクドクと不穏な音を立て始めた心臓。
「ハンバーガーも、完全に冷めちゃったし……もう帰ろう。このままだと本当に夜も遅くなるし、家まで送ってくから」
「っ、」
……違う。そうじゃないの。
そうじゃないんです、社長。
社長は何も悪くないし、私は寧ろ社長の話を聞けて嬉しかったし、だから社長がそんな風に謝ることなんて、何一つないのに――――



