そんな彼の経歴はといえば、某有名私立大学卒業後、7年間は社内で一社員として営業部で活躍。
7年という、決して長くはない期間でメキメキと腕を磨いて営業マンとして登り詰め、クライアントから絶大な信頼と人気を誇った彼。
一度でも下條社長と仕事をしたことのあるクライアントは、次も必ず名指しで彼を指名してきた程。
だけど彼はいつだって七光りを振りかざすことはせず、一社員時代は周りの社員と同じ目線に立ち、努めて平等な扱いをされることを望んでいた。
そんな彼だからこそ内部からの信頼も厚く、彼が社長になると聞いた時には営業部は盛大な祝いモードに包まれて。
3年が経った今では、我が社の顔とも呼べる、代表取締役社長へと成長したのだ。



