焦れ甘な恋が始まりました




ああ、もう……

なんで、寄りにも寄って、こんなタイミングで社長に……



「なんで、」 「あの……っ」

「、」 「っ!」



窒息してしまいそうな沈黙に、どうにか呼吸を求めて水面から顔を出す魚のように。


思わず口を開けばお互いに声が重なって、余計に気まずい空気が流れてしまった。


……うう、何これ、今日は厄日なの?



「……このまま、」

「え?」

「地下まで行くけど、いい?」