「一見、残酷のようにも思えるけど……仕事って、そういうものだと私は思うし、そうでなければいけないものだとも思うの」
私がしているのは、誰にでもできること。
いくらでも、代わりが効く仕事。
だけど、それを嘆く必要なんてない。
卑屈になる必要なんてないのだと、私は、今になって気が付いたのだ。
そりゃ、少しは寂しい気持ちにもなるけれど。
自分が必死にやっている仕事は、他にいくらでも代わりの人がいる仕事なんだと思うと、少しは卑屈にもなるけれど。
……だとしても。
「誰か一人がいなくなったくらいで仕事が廻らなくなるような会社じゃ、話しにならないよね?
社員一人が欠けたくらいで潰れるような会社は、所詮、その社員がいなくても潰れるような、軟弱な会社なの」



