「もし本当に……日下部さんまで総務部から異動になったら、総務部はこれから一体どうなるんでしょうか……」
社長に異動の話をされてから、まだ2日。
正直に言ってしまえば、未だにその話自体が聞き間違いだったんじゃないか……なんて思ってしまう。
だけど、あの日……社長に言われた言葉は確かに鮮明に、私の耳に残っていて。
社長の気持ちも……未だに私の心を、痛いくらいに締め付けている。
――――俺の身勝手な感情で振り回した分、精一杯の配慮をさせてもらうつもりでいる。
本当に……私には、勿体無い言葉。
でも。
だからこそ私は、その気持ちに、きちんと向き合って答えを出さなければいけないのだと、昨日一日で思い至った。
社長の厚意を無駄にしない為にも、自分が納得する答えを、自分自身で見つけなければいけないのだ。



