焦れ甘な恋が始まりました

 


「ふふっ、ホントに、タワー作れるかもね?」


「ですよねー!でもまぁ、これだけ忙しいのも有り難いことだし、最後に良い仕事できるのは、凄く嬉しいですけど!」


「確かに、最後の最後に大きな仕事を一つ出来るのは嬉しいね。それに、今、小出ちゃんに抜けられちゃったら本当に困るし……新施設オープンまで、小出ちゃんがいてくれて良かったーって思うもの」


「ええー、日下部さんは大袈裟ですよ!そもそも……私、この会社が好きだし。結婚するからって仕事に手は抜きたくないので。最後まで、精一杯頑張ります!」


「うん。結婚式の準備とかもあって大変かもしれないけど、最後まで一緒に頑張ろうね」



言いながら笑顔を見せれば、「泣かせないでください」と、小出ちゃんが瞳を潤ませた。