ダダダダダダダッ!!!



「こら、蓮斗(れんと)!!待ちなさい!!!」



広いリビングで走り回る小学生を私は追いかける



ガチャーー



「ただいま〜」



「あ、蓮!止めて!!」



「お?」



走り回る蓮斗を抱きしめ、抱っこした蓮



「蓮斗〜元気だな〜?」



「うん!!父さん、お帰り!」



「ただいま〜」



「はぁ…はぁ…なんで蓮だと止まるんだよ…」



「父さんは俺の理想だ!!」



「おお〜!!そうかそうか。父さんみたいに強くなろうな、蓮斗」



「うん!!」



「喧嘩強くはならないでよ…」



これ以上、家にヤンキーはいらないです…



「ママぁ…」



「歌音(かのん)、どうしたの?」



「一緒にお風呂入ろぉ…?」



「うん、いいよ」



「じゃあ、俺「あんたは蓮斗と遊んでなさい」」



私はもう1人の小学生を抱えて風呂場まで行く



2人の子供が生まれてから8年も経った



男の子は蓮斗、女の子は歌音という名前を付けた



2人の名前は単純で、蓮斗は蓮の名前から歌音は私の名前から付けた



蓮斗は蓮に似て、歌音は私に似た



2人とも顔立ちが整ってて将来が楽しみ



「ねえ、ママ?」



「ん?」



「パパからウサギのぬいぐるみ買ってもらったの!」