なんでしょうか……この空気…。




「偶然だな……ここじゃなんだし…生徒会室行こうか♪」


絶対悪魔。

悪魔笑みだ。


「はっはぁ………」



今になって自分を恨んだ私。

こんな時間まで、図書室で勉強なんかしなければよかった……。


図書室で勉強を終えた私が、昇降口に行くと生徒会長の曾我楓がいたのだ…。


無言で先輩のあとついて行ってる、今の自分も恨んでしまう……。

でも…生徒手帳に“生徒会長に逆らってはならない”そう書いてあるからなかなか『嫌です』とはっきり言えないのだ……。


「入れ」

先輩に無理やり手を引っ張られて生徒会室に入れられた。

「……なにするつもりですか?」


先輩はちゃっかりと、生徒会室のドアを閉めていた。

もう……逃げられない。


「襲うつもり♪」

そんな笑顔の先輩を睨んだ。

「そんなことして、楽しいですか?」

「楽しいよ♪」


先輩が私の前に立ってきた。

私は、先輩を見上げた。