「そうですか…?……ならいいんですけど…」


私は、悪魔を軽く睨んだ。

いつか……いつか、みんなにアンタの正体ばらしてやるんだから!!


私は、持っていたペンポーチを強く握った。

強く握ったペンポーチからは、ペンがたくさん出てきた。


「さっ佐藤さん……」

私の隣で、いかにもワザとらしい怖がりかたで悪魔が私を見つめてきた。

「なによ!」


こっちは、あんたのせいで不機嫌MAXなんだけど!!

そんなわざとな怖がりかたじゃ全然優しくしようなんて一切思わないから!!


そんな、いかにも漫画のキャラみたいに、おでこに怒りマークをつけてしまいそうな私に向って悪魔は隣でそっと










『凶暴力女』

(凶暴×暴力×女)







そう真顔で呟いた。