私のペットは?!

カンカン

響き渡る
コンクリートの階段を上る音
私の家は3階で
いつもより、大きな荷物
というか、猫を持っているから
いつもより上るのがきつい
息を切らしながら
家の前に着く

「鍵開けるから待っててね」

ストンと下に下ろすと
きちんと座ってまじまじと
こちらを見る
私は鞄の中から鍵を取り出し
鍵穴に差し込む
猫は興味深々で鍵穴を見る

鍵を開け
玄関で猫を座らせ
タンスから、新しいタオルを持ってくる
もう、包んでいたタオルは
びちょびちょで
だから、新しいタオルで
猫を包む