「無理だよ」

なんで?あ、もしかしてさ

「好き‥‥だから?」

そうあたしがいうと顔を真っ赤にする川﨑くん。
中岡はいりちゃんとは、あたしの親友ちゃんですです。
あたしのと同じくテニス部で、キャプテンしてた!
川﨑くんもキャプテンしてたから接点があったんだ。
あたしと違って全くもって地味じゃなくて、女の子の中の女の子って感じの子なの!

「一生誰にも知らせる気なかったのにな…」
「え!誰にも言ってないの?」

あんなに友達いっぱいいるのに?

「ふたりだけのひみつな?」

そう言ってニコッと笑った。

「うん…」

でも、はいりちゃんは…