我ら浦島兄弟!

ももの予想通り、乙姫田先生はその綺麗な顔を歪ませてももを怒鳴った。


「だいたい、弟くんたちの入学式っていうのによくもそう遅刻できるよね?!」


「すいません!ホント、今日だけは許して!」


「許して、ってこれで何回目?はぁ…。」


乙姫田先生は呆れた顔をしてため息をつく。