「ちょっ、とっ、疲れた!」

大輝は私の手を引っ張り
走り続ける
坂道を下り
砂利道をぬけ
住宅街に入る

「俺もっ疲れた!」

「てか、頭が全然追いつかないんだけど!」

私の今の格好は
純白のウェディングドレスだ

「大丈夫、足は追いついてるから」

何をわけのわからないことを
言っているのだ…