「その事については今度話しましょう。
もう遅いから今夜は寝ましょう。」
「わかった。お休みなさい。」
「お休み。」
美沙希が部屋に戻り、
キッチンに残った母の頭に父の事がよぎった。
別れた人、もう終わった人の力は
借りたくなかったがこんな時、
父の力があればと思った。
その瞬間頭を振って父を払いのけた。
美沙希は補習がある日も受けずに
授業が終わるとひとりでさっさと家に帰った。
この頃どうしたの?
と心配するカオリ達にも、
ただ用事があるからとだけ言っていた。
もう遅いから今夜は寝ましょう。」
「わかった。お休みなさい。」
「お休み。」
美沙希が部屋に戻り、
キッチンに残った母の頭に父の事がよぎった。
別れた人、もう終わった人の力は
借りたくなかったがこんな時、
父の力があればと思った。
その瞬間頭を振って父を払いのけた。
美沙希は補習がある日も受けずに
授業が終わるとひとりでさっさと家に帰った。
この頃どうしたの?
と心配するカオリ達にも、
ただ用事があるからとだけ言っていた。
