幸せって、なに

 仕事を探したが不採用が何故か続く。
何がいけないのだろうと考えたが
分からなかった。

そのうち面接に行く気力も失せ実家に頼った。

離婚した時から心配をしてくれ
お金の援助の話もあったが、
自分で頑張ると言って断っていた。

だが、どうにもならず頼る事にした。

それから美沙希が中学にあがった頃、
おばさんがパン屋の仕事の話を持ってきた。

これまた不思議なのだが
おばさんと一緒だと採用されるのだ。
その後撤回にもならず。

だからおばさんは、私の恩人でもあるのだ。

居てくれたからこそ今の私、
そして美沙希が存在するのだ。