違うの。そうじゃないの。
これは誰にも言ってはいけない事だから。
おばさんと私の秘密だから。
いっそう落ち込んでしまった。
本当は春真君に甘えたかった。
胸の中で泣きたかった。
どうすればいいの?って相談に乗ってもらいたかった。
「美沙希じゃない。何してるの?」
亜里紗だった。
「うん。ちょっと散歩。気晴らしにね。」
「そうなんだ。気晴らしおおいに必要よね、
私達受験生には。そうそう、さっきね、
小出君に会っちゃった。
美形よねえ。もてるはずよ。
美沙希会わなかった?」
「う、うん。」
「そうなんだ。
こっち方向から来たからてっきり会ったと思ってた。」
「会わなかったよ。何か話した?」
これは誰にも言ってはいけない事だから。
おばさんと私の秘密だから。
いっそう落ち込んでしまった。
本当は春真君に甘えたかった。
胸の中で泣きたかった。
どうすればいいの?って相談に乗ってもらいたかった。
「美沙希じゃない。何してるの?」
亜里紗だった。
「うん。ちょっと散歩。気晴らしにね。」
「そうなんだ。気晴らしおおいに必要よね、
私達受験生には。そうそう、さっきね、
小出君に会っちゃった。
美形よねえ。もてるはずよ。
美沙希会わなかった?」
「う、うん。」
「そうなんだ。
こっち方向から来たからてっきり会ったと思ってた。」
「会わなかったよ。何か話した?」
