幸せって、なに

美沙希ちゃん、
弁償の事なんて気にする事ないのよ。
おばさんが馬鹿だったんだから。
大人ならきっと償ってくれるんだろうけど。
いいのよ。美沙希ちゃんまだ子供なんだから。
おばさんが被害被ればいいだけの事なんだから。」

納得しようと一生懸命、
自分の事を何回も馬鹿呼ばわりし
美沙希に気にしない様に言ったおばさんが
気の毒に思えた。

「私の合わせ方が悪かったんだと思います。
弁償しますから
おばさんそれ以上自分を責めないで。」

そんな言葉が口から出ていた。

「そんな事言ったって美沙希ちゃん
五十万円もないでしょ。
いい加減な事は言わないで。」
「いい加減じゃありません。
母に借りるか、駄目ならアルバイトします。
だから都合つくまで待ってもらえませんか。」