幸せって、なに

「ママ、そんな風に言うのはやめようよ。
たった十二日間だったけれど、
まきえは精一杯生きた。
まきえが生まれてきてくれて嬉しかった。
ママもそうでしょ。」

「そうだけど。父親が同じなのに向こうは」

祖母の言葉を遮って言った
「ママ、もうやめて!」

少しの沈黙の後
「まきえ、健康な体で生んであげられなくてごめんね。」

母親は何度も何度も謝った。