甘い執事とティーカップ




「ねぇ…黒澤くん
黒澤くんはその…」

「……」







聞きたい。


黒澤くんには私がどんな風に映って見えているのか。

”お嬢さま”じゃなくて…






「私の…こ…ことっ…を」







”女の子”として…









「ど…どうおも…っ」







「ちょっと静かにしてもらえますか」





え…それってどういう…。



「あ…あの…」







私の肩をトンと触る。