その言葉は思わず口から出てしまった。

洸牙は振り向いて、首をかしげる。

(えっ?なんで止めたんだろ・・・。)

柚希自身も心の中で問いかける。

いや、本当はわかっているのだろう。洸牙を呼び止めてしまった理由が・・・。