秘密の恋

それから1時間ぐらいしたときだった。
残ってる方のプリントを見るとあと1枚になっていた。
3時間で半分も終わらなかったのに!?
びっくりして先生の方を見ると私の倍以上終わらせていた。
最後の1枚を終えると、

「水野、ほんとにありがとな!」

また笑顔でこっちを向いた先生に顔を赤くしながら

「いえいえ。
さようなら」

と言って部屋を出た。
…はずだった。
振り向くと先生が腕を掴んでいた。

「え?」

私がそう言うと先生が

「遅くなったし送るよ」

と言ってきた。