「テニス部入れるかなぁ……」
ずっと話題はこれ。
私達は下駄箱に着くまで、部活見学などのことばかり話していた。
「大丈夫でしょ! 一生懸命やってたし」
ニコニコ笑って、自信たっぷりな千香ちゃん。
――そういうとこ、羨ましい。
「〜み! 里美、聞いてる?」
「え!? あ、何?」
階段を上っているとき、ずっと千香ちゃんは私に話しかけていたらしい。
「何?、じゃないって! 今日調理実習でしょ? 一時間目からさ」
「あ、そうだ!」
すっかり忘れてた。
でも昨日、バッグにちゃんとエプロン入れたから大丈夫。
「ホント番号順でよかったよね!」
「うん!」
実はまだ、他の子とあまり話していない。
何話したらいいかもわかんなくて、結局まともに話せるのは千香ちゃんくらい。
ずっと話題はこれ。
私達は下駄箱に着くまで、部活見学などのことばかり話していた。
「大丈夫でしょ! 一生懸命やってたし」
ニコニコ笑って、自信たっぷりな千香ちゃん。
――そういうとこ、羨ましい。
「〜み! 里美、聞いてる?」
「え!? あ、何?」
階段を上っているとき、ずっと千香ちゃんは私に話しかけていたらしい。
「何?、じゃないって! 今日調理実習でしょ? 一時間目からさ」
「あ、そうだ!」
すっかり忘れてた。
でも昨日、バッグにちゃんとエプロン入れたから大丈夫。
「ホント番号順でよかったよね!」
「うん!」
実はまだ、他の子とあまり話していない。
何話したらいいかもわかんなくて、結局まともに話せるのは千香ちゃんくらい。