「本当になんなわけ!?」
「だから知らないって!……あ」
昼休みが過ぎてからも相変わらずの騒ぎ。
先生が教室に入って来たから静かになったけど……。
やっぱり知りたいよ!
「朝、なんで呼び出されちゃったの?」
隣にいる桜井君に唐突の質問。
初めて自分から話しかけたかも……。
今までにまともな会話してないし、すぐ近くに居るから心臓がドキドキ。
「……誰にも、言わ、ない、よ、ね?」
カタコトで返された言葉に、うんうんと頷く。
他の人に聞こえないように、私も桜井君も背中を曲げた。
「近所にさ、商店街があって、」
桜井君は小言のようにひっそり話し始める。
「毎年、でっかいこいのぼりが飾られてるんだけど、
もうすぐ6月だから取り外されてんのね」
今日は22日。
もう子どもの日は過ぎちゃってるから、だいたいのところは片付けられてる。
「だから知らないって!……あ」
昼休みが過ぎてからも相変わらずの騒ぎ。
先生が教室に入って来たから静かになったけど……。
やっぱり知りたいよ!
「朝、なんで呼び出されちゃったの?」
隣にいる桜井君に唐突の質問。
初めて自分から話しかけたかも……。
今までにまともな会話してないし、すぐ近くに居るから心臓がドキドキ。
「……誰にも、言わ、ない、よ、ね?」
カタコトで返された言葉に、うんうんと頷く。
他の人に聞こえないように、私も桜井君も背中を曲げた。
「近所にさ、商店街があって、」
桜井君は小言のようにひっそり話し始める。
「毎年、でっかいこいのぼりが飾られてるんだけど、
もうすぐ6月だから取り外されてんのね」
今日は22日。
もう子どもの日は過ぎちゃってるから、だいたいのところは片付けられてる。