「すず、ほんとに可愛いね。

送ってく。」



また可愛いねって言われたことで思考停止しかけたけど、



頑張って持ち直す。




「いや、大丈夫です。
夜も遅いし。ほんとに。」



「ばーか。
こんな夜中に女の子それも高校生1人で帰らせれるわけねーだろ。

ここら辺なんて治安もわるいし。」




「でも .....」




「そういう時は素直に頷けばいいの。 な?」





「はいっ。」





対応が大人で、佐野を筆頭とする同じクラスの男子がガキに見えてきた。



大学生ってすごい。



さっきからそればっかり思ってる気がする。