「すずなんで笑ってんの?なんでなんで?」 自分で思ってた以上に笑ってたみたい。 佐野はちょっと天然なところがあって、 そこがなんか憎めない。 「なんでもなーい。 用ないならもう寝るからおやすみ。」 「え、あっちょっと待って、ちょ、すず。」 「ん?」 「え、あ、何でもないごめん。笑 学校でね。」 「なにそれ(笑)おやすみー。」 電話を切って、もう一度布団に入っても なかなか眠れない。