…これは…夢だ。

タチの悪い悪夢なんだ…。

こんなことあっていいわけがない…!

ありえない…。

天原と僕はっ…!


「…ありえないと思う?
所詮夢だと思ってる?

確かに〝ここ〟は夢の中だけれど
語っていることは全て〝現実〟…。

私はあんたが嫌いだし、
私とあんたは赤い糸で結ばれた
運命の人でもないの。

…はあーあ、

〝あんたの好きそうな理想のわたし〟

を演じるのは本当に疲れたわ。

あんたにわかる?
大嫌いな人に媚びを売る私の気持ちが?
本気(マジ)鳥肌モノよ、
笑えないくらいにね。」