「あなたの結婚式に参加しようと
してた理由は二つ…。

一つは、ただ単純にそこに行けばリク君
とまた会えると思っていたから。

…もう一つは〝あんた〟との関係を
全部終わらせたかったから。」




…彼女は教室を歩き回りながら
楽しそうに話す。

まるで子供が人形に語るかのように…。

おもちゃを弄ぶかのように…。



「本気で私があんたなんかを
好きだと思ってた?なにそれ?
もはや冗談を通り越して侮辱にしか
聞こえないわね。

…だいたいあなた今日結婚式
だったんでしょ?
それなのに私に告白してくるなんて…。

生きてて恥ずかしくないの?
あんたは一生涯を誓い合う、
よりによってこの日に、
いきなり裏切ったんだよ?

本当に屑だよねー、あんたって。
死んじゃえばいいのに♪」