そして天原 瑞稀との会話だが…、
会話自体は他愛もないただのおしゃべり
だったのだが、彼女は少し気になる
ことを言っていた。

まず、僕は確かに同級生の友達や
お世話になっている、
あるいはなっていた恩師に結婚式の
招待状を送りはしたが、
それでも本当に限られた人達にしか
送っていない。
ましてや、彼女に送られてくるはずも
ないのだ。
繰り返し言うが、僕たちは
そこまでの仲でもない。
それにも関わらず彼女は何故か
ここに来ている。
当然、僕は不思議に思ったので、
このことについて彼女に尋ねてみた。
すると彼女は、