入った部屋はきちんと整理されていて、女の子の部屋というよりは女性の部屋という感じだった。
けれどぬいぐるみが置いてあったり、コルクボードに色んな写真が貼ってあったりと女の子らしいと思わせるようなモノもある。
一体部屋に入る前の躊躇いは何処へ消えたのか。
僕は『泉さん』が過ごしている部屋を目を使って散策していた。
ふと、机に置かれている紙に目が止まる。
〈窓の向こうの人へ〉
自分に宛てた手紙だという確信などない。
けれど手は止まらずに、机に置かれている二枚の紙を持ち、目が勝手に動き出した。
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