恋物語



「あぁ」


彼が私に初めて話した言葉。

「そう…」









「「………」」


しばらくの沈黙のあと、

私がその場から動かなかったのが嫌だったか分からないが

「お前はなんでここにいるんだ?」


そう彼は聞いてきた。



だから私は素直に「貴方が濡れないように」と答えた。


彼の耳が赤くなったのは言うまでもない。