「ふいいいん」 その後、キミは何故か一回転した。 「じゃあ失礼します」 そして、キミは、マヤマさんに引き摺られながら中庭に向かって引き返していった。 僕はまだ知らなかったけれど、中庭に設置されたベンチは、中庭で転んだ時の治療場だったんだよね。 「…」 どうして戻るんだろうという緩い疑問と巨大な眠気に溜息をついていると、背中の同じ箇所をコウタに叩かれて意識はそちらに変わってしまったから、僕は知らなかったんだけれど。 キミは、静かに怒られながら、ずっと僕を見てくれていたんだよね。