「あっ待って!」 後ろで何かこたこた、と動くキミを放って、欠伸をしながら歩いた。 「おーい」 面倒だなと思いながらも振り返ったのは、こたこた、が気になったからだ。 振り返ると、こたこたの正体、開きっぱなしだった鞄から落ちた物をしまい終えたキミが、小さな身体を一生懸命動かして走ってきた。 キミは運動神経抜群でなかったどころか極度の運動音痴だったから、お世辞にも美しいフォームとは言えなかった。 とたとたとたとたとたとたとたとたとたとたとたとた…ほて 擬音にすればこんな感じ。