巽の言葉を聞き取ったのだろうか。
診療所に入ってきた人物は、ゆっくりと歩を進める。
一歩一歩踏み締めるように。
部屋の灯りを付ける事なく。
その足音は、巽のベッドへと近付いてきていた。
窓から差し込む、歌舞伎町の一晩中消える事のないネオン。
そのネオンが、間仕切りのカーテンに人影を映し出す。
体格、背格好から、男である事は分かった。
だが倉本ではないと、巽は判断する。
ならコイツは誰だ?
答えを導き出す間もなく。
「!?」
間仕切りカーテンに、拳銃を構える男の姿が映し出される!
「女医!起きろっ!」
診療所に入ってきた人物は、ゆっくりと歩を進める。
一歩一歩踏み締めるように。
部屋の灯りを付ける事なく。
その足音は、巽のベッドへと近付いてきていた。
窓から差し込む、歌舞伎町の一晩中消える事のないネオン。
そのネオンが、間仕切りのカーテンに人影を映し出す。
体格、背格好から、男である事は分かった。
だが倉本ではないと、巽は判断する。
ならコイツは誰だ?
答えを導き出す間もなく。
「!?」
間仕切りカーテンに、拳銃を構える男の姿が映し出される!
「女医!起きろっ!」


