「ち、違うよっ」 だってまさかそんな、好きな人から告白されるなんて思ってもみなかったから。 「あの…私でよければ、よろしくね」 「ほんと? 俺の方こそよろしく、美瑚」 カァァっと顔が熱くなっていく。 (名前…呼ばれちゃった) 両手で頬を包み込むと、隣で田中くんが笑った気がした。 「―美瑚、こっち向いて」 「なに?田中く――…っ!?」 呼ばれて横を向いた瞬間、柔らかな何かが額に押し当てられた。 (~っ、これって…)