「うん、僕のアドレスと電話番号」
「嬉しいけど…いきなりだね?」
首をかしげて言うと、爽くんはあははっと声を出して笑った。
「もっと美瑚ちゃんと仲良くなりたくて。
仲良くなるのにタイミングとか関係ないんじゃないかな、って僕は思うけどね」
それとも迷惑だったかな、と眉を下げて少しさみしそうに言った爽くんに慌てて手を左右に振る。
「わ、私も仲良くなりたいし!
あの…だから、迷惑じゃないからっ」
「よかった。
じゃあ、いつでも気軽に連絡してよ」
「うん!」
カタン、と席を立つ爽くん。
「あ、それから。
何かあったらすぐ連絡してね?」
「…?うん、わかった」
「じゃあ約束ね」
すいっと差し出された右手の小指。


