いつの間にか食べ終えていたらしく、
ご馳走さまでした、と呟いてからナプキンで口の周りを拭いている。
「今日は誰と回るの?」
「今日?
ええと、田中くんと…」
回る予定だよ、と言い終わらないうちに爽くんが突然私の腕を掴んだ。
「な、え…と、どうしたの?」
そのままジッ、と私の顔をのぞき込む。
そして、爽くんは顎に手を当てて何やら考え込んでから、何処からともなくごそごそとメモ紙を出すとそこにペンを走らせた。
「はい、これ」
「これって…」
手渡された紙をじっと見つめる。
それは きっと、爽くんファンは欲しがるであろうと思われる物。
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