紙袋の中に入ってたのはパンダの着ぐるみ。
私たちのクラスは誰がどの動物をするっていうのは決めてなくて、紙袋を1人1つテキトーに取ってそれを着る感じなんだ。
「美瑚。着替えた?」
更衣室の外から夏夜の声が聞こえてくる。
「あ、ちょっと待って……うん、いいよ」
「開けるね」
夏夜がカーテンを開ける。
「夏夜…かわいいー…」
目の前にはキツネが…いや、キツネの着ぐるみを着た夏夜がいた。
「ありがとう、美瑚も似合ってんじゃん」
「へへっ」
あれから気まずくなってしまった私と夏夜。
今ではまだ少しだけぎこちないけど、
また話せるようになってきたんだ。
「開店しまーす!」
宮長さんがみんなの様子を確認してから、
声をかけた。


